Uber Eatsの魅力は稼げることより働き方です

こんにちは、ユータローです。

Uber Eatsの記事を書こうとGoogleの検索キーワードを見ていると「いくら稼げるか」を検索している人が多いようで、配達をしているわたしからすると「稼ぎだけが魅力ではないよ」と思う次第です。

それではこの世で最も魅惑的な力を持つカネよりも魅力的なものとはいったい何か、と訊かれれば迷いなく働き方だと答えます。

わたしは大学を卒業してから2年間民間企業で働いてきましたが、Uber Eats配達員は会社で働くストレスとは無縁でいて、かつ資本金もほとんど必要のない楽しい仕事だと感じています。

そこで、今回は「Uber Eats配達員は稼ぐことよりも自由に働けることが魅力」だとお伝えしたいと思います。

Uber Eats配達員の朝はボタンを押して即出勤

まず会社員と違うのは出退勤です。

会社に居た頃は毎朝8:30までに仕事着に着替えてタイムカードを押していました。

8:30までに出社といっても家を出て駅まで歩き、見知らぬ人のからだが触れ合うなか、電車に揺られてとぼとぼ出社していました。

しかし、Uber Eatsではアプリを起動して出発ボタンを押すだけで出勤になります。

個人事業主なので出勤というより開店といったほうが良いかもしれませんね。

「それでは退勤(閉店)はどうするの」という疑問が当然湧きますが、これもアプリのボタンを押すだけです。

他のデリバリーサービスではお客様から集めた現金を拠点に持ち帰って計算しないといけないところもあるようですが、Uber Eatsは集めた現金をネット上で記録しているので後でクレジットカードから集めた現金ぶんが引き落とされるようになっています。

つまり退勤したいときにはその場ですぐに退勤できる、というのがUber Eats配達員なのです。

会社員の頃は毎日8:30に出社して17:15になるとぼちぼち帰り支度をする生活だったのが、Uber Eatsでは7:00~25:00の間ならいつでも仕事を受けて途中でやめられる、そういう生活はなかなかITエンジニアなどのフリーランスでも味わえないと思います。

しかも最近は働き方改革で残業規制が厳しくなっていますね。

ここ2~3年の新入社員のなかには働きたくても上司から「帰れ」といわれて不服ながら定時に帰宅している人もいるかと思いますが、Uber Eatsは個人事業主なので定時などというものはなく、結果として働きたければ24:00だろうが働いていいのです。

はたから見ればセルフブラック企業ですけれども、会社の縛りがなく働ける環境は想像以上に楽しいので会社員の頃より疲れないのはわたし自身も驚きです。

24:00の新橋で盛りだくさんの配達依頼をてんてこまいになりながらもさばく快感は残業規制の厳しい今、なかなか味わえないと思います。

お昼ご飯は好きなお店で。「このラーメンは配達2回分」などど考えるのが癖に。

上司も同僚もいない。頼れるのは自分の腕だけ

さて、少し格好つけたタイトルにしましたけれども、Uber Eatsの配達員には上司も同僚もいないので自分で考えてすぐに行動に移せます。

会社だと同僚と分担して資料を作って上司から承認をもらったあと、社内会議で報告してああでもないこうでもないと議論して、翌週に持ち越して再検討しましょうとなり、1か月も2か月もかかっていたのが、Uber Eatsなら「ここは配達依頼が少ないからほかのエリアで稼働しよう」と思えばすぐ実行に移せますし、装備を増やそうと思えばすぐ購入して試せるわけです。

個人事業主なので装備は自前ですし、どこのエリアでどのように立ち回るかも自分の頭と経験次第で決めなければいけませんが、会社に居た頃のようにいちいち自分の行動を上司などほかの人に承認してもらう必要がない点は想像以上に快適です。

「自分で考えてすぐに動ける」のもUber Eatsで配達員をする魅力です。

翌朝早くから稼働するときはホテルに泊まったり。両国より。

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必要なのはスマホと身分証明書だけ。あとは働き次第

最後に挙げたいのがUber Eatsは身分証明書とスマートフォンさえあれば働ける点です。

大学3年次から説明会に顔を出して、コンプライアンス上当たり障りのないことしか聞けず、SPIで高得点を取って3回も4回も続く面接でやっと合格、という就活は正直よほどの大手企業に入れるのでなければうんざりするでしょう。

しかし、Uber Eatsは配達するためのスマートフォンを用意して、身分証明書をインターネット経由で提出するだけです。

あとは本人の腕次第で月1円~100万円まで報酬を得ることができます。

この仕組みは配達員として本当にありがたい。

履歴書や筆記試験、面接はたしかに取引先や客先に出して問題ないか、社風に合っていて周りの社員とうまく働けるかをチェックするには最適だと思います。

しかし、わたしなどは高校中退から1年の空白のあと通信制高校に編入して、1浪のうえ大学に行って民間企業で2年働いて辞めるという特異な経歴です。

おそらくいまから就活しても若さで採用されることはあるかもしれませんが経歴がネックになるのもまた予想できます。

そこに、受けた配達依頼を最後までこなせばあとは自由なUber Eats配達員という働き方が現れたのです。

スマホと身分証さえあって、自分で税務申告すればあとは好きに働けて工夫もできる。

わたしはこの働き方に出会えてよかった。

なかには、新聞やテレビで報道されているようにマックの前にたむろしてごみを捨てていったり、すり抜けて車とぶつかって逃げてしまう人もいたりしますが、そういう人たちはいずれどこかで脱落していきます。

なぜならUber Eats配達員は個人事業主だから。

どういう立ち振る舞いをすればより多くの仕事をこなせるか、きれいに運べるか、お客様に喜ばれてチップをいただけるかなど、自分で考えて動ける人でないと個人事業主は務まらないと思います。

そういう意味で、始めるのは簡単だけど続けるのは大変なのがUber Eats配達員という働き方なのかもしれません。

休憩中の浅草。点滅するスカイツリーは呼吸する生き物のよう。

まとめ

あまり考えがまとまらずつらつらと書いてしまいました。

でも、Uber Eats配達員は楽しいですよ。

会社員の頃はとにかく休みが多くてお給料も安定していましたし、ローンだって組み放題で社名を出せば自分の実力でなくとも一定の信用が得られていました。

それはそれで快適でしたが、わたしは上司や同僚とうまくやっていく能力が圧倒的に低く、またその能力を高めるなら会社を辞めてもいいという思いでまずはUber Eats配達員をしています。

かつてのわたしと同じように会社を辞めようか迷っているならおすすめはしません。

だって、毎週7日12時間稼働してやっと月40万円から50万円という世界ですから。

前に元メッセンジャーで月100万円稼いだ人もいましたが、その人はメッセンジャー時代でも配達の最速記録を打ち立てている特殊な人です。

週7日12時間稼働して月40万円というとまさにセルフブラック企業ですが、上司も同僚もなく、細かい社規定もなければだれからの承認もいらない働き方は一度経験すると楽しくてつい長く続けてしまうものです。

「Uber Eatsは稼げるか」とお考えの人はまず、この自由な働き方を堪能してみてください。

お昼休みにデスクで「今日の昼ピークはいくらだろう」とアプリを開き始めたら、あなたも立派な配達員です。

Google Mapsにないサイクリングロードを今日も駆け抜ける。

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