
今回はお客様の指定した住所が実際の住所とずれている、いわゆるピンずれ(由来はお届け先の赤いピンがずれていることから)を直してお届けする方法を紹介します。
ピンずれの種類は3つ
ピンずれは主に3つの種類に分けられます。
住所はわかる
お客様の住所はわかるのにアプリの配達先(赤いピン)が違う場所に刺さっているタイプ。
住所がわからない
お客様の住所が途中までしかわからないタイプ。
意図的に違う住所にしている
サービスエリア外でも配達してもらうため、あるいは配達手数料を下げたり遠すぎるお店から注文するために違う住所を入力しているタイプ。
私が初めて出会ったピンずれでは区立図書館に赤いピンが刺さっていました。お客様の住所は別に書いてあったと記憶しています。住所はわかるタイプのピンずれですね。
ピンずれの怖いところはこうした公共施設、例えば区役所に刺さったりするところです。区役所から実際のお届け先まで片道3kmなどの案件も配達したことがあります。時間はかかるし数珠らないし、いいことはありません。
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ピンずれの対処法
次にピンずれの対処法を解説してまいります。
お客様の住所はわかる場合
まず、お客様の住所はわかるのに赤いピンが別の場所に刺さっている場合はGoogle Mapsなど別のマップアプリで正しい住所を入力して探します。ここ1~2年で建った建物でもなければだいたいはヒットすると思います。
ただし、新築はマップアプリに反映されていないことが多いのでマップアプリでヒットしなければ近くの住所を入力してみてください。例えば1-16-3に行きたいのにヒットしない場合は1-16-2や1-16-4を入力し、ヒットしたらその隣の敷地に新築が建っているはずです。
それでもヒットしなければ1-16まで入力して16番地一帯を探します。部屋番号が701なら最低でも7階建てなので7階建て以上のマンションを探したり、一戸建てなら新築一戸建ての密集地帯があるのでそこから表札を一件ずつ見ていきます。まれに同じ表札が2件ある所もあるのでお客様に確認してください。
新築アパートなら賃貸情報を参考にします。お客様の住所をネットで検索すると賃貸物件のサイトがヒットします。そのサイトをいくつか見るとだいたいは新築アパートの外観が載っているので目の前の新築アパートと同じだったら大丈夫です。最近のアパートは建物名のプレートがなかったり、あってもⅣとかⅥとか細かく分かれていて間違えやすいです。賃貸情報と照らし合わせて慎重に配達しましょう。
お客様の住所がわからない場合
お客様によっては市区町村までしか住所がわからない人もいます。その場合、配達員では住所がわからないのでお客様に直接連絡して大丈夫です。

画面の電話アイコンを触るとメッセージが送れます。また、メッセージ画面右上の電話アイコンを押すと電話ができます。電話番号はお互い匿名で掛けられますが、お客様との通話料は有料です。連絡がつきそうな方(片方が繋がらなければ両方)で連絡してください。私はメッセージでジャブを打ったあとに反応がなければすぐ電話します。
確認することはまずお客様の住所を市区町村から、さらに一戸建てなら停まっている車の特徴や表札のお名前、マンションやアパートなら建物名と部屋番号まで聞いておくと後がスムーズです。
それでも連絡がつかない場合、お客様が指定した赤いピンで待機しつつ10分タイマーが過ぎるのを待ちます。10分タイマーは赤いピンに到着してからお客様にメッセージあるいは電話をかけると自動的に発動します。タイマーが発動して10分の間に2回はお客様に電話してください。決まりです。10分経過後、アプリより配達を終了させることができます。報酬は支払われ、お料理は廃棄になります(ただしお酒は返品しないといけなかったと思います)。
最初のうちは10分タイマーの間にサポートセンターへ電話してお客様にダブルで連絡してもらうといいかもしれません。お客様を待っているというエビデンスが残るのと2人から集中的に電話することで寝ていたりお風呂に入っていたりしたお客様がすっ飛んでくる可能性もあります。
配達中のトラブル専用ダイヤルは次の通りです。
東京都・埼玉県・千葉県 0800-080-4117
神奈川県 0800-080-4255
愛知県 0800-123-6931
大阪府 0800-080-4270
京都府 0800-170-0024
兵庫県 0800-080-4288
福岡県 0800-080-4153
※配達中のトラブルのみ対応。詳しくは「Uber Eats配達パートナーガイド」を確認してください。
正しい住所がサービスエリア外or遠すぎる場合
わたしは遭遇したことがないので伝聞になってしまいますが、お客様によっては自宅がサービスエリア外なのにサービスエリア内の住所を入力し、メッセージでサービスエリア外の住所を指定される人もいるようです。
この場合は一度サポートセンターに確認をとったほうが良いです。「行っていただけませんか」という回答もあり得ると思いますし、「サービスエリア外なのでキャンセルさせていただきます」という回答もあり得ます。どちらにしてもサポートセンターに判断を仰いだというエビデンスは残るので、あとあとトラブルが勃発してもアカウントは大丈夫だと思います。
個人的にはそういうやり方を黙認するとサービスエリア外から頼むだけでなく、配達手数料を下げるため、あるいは自宅から離れすぎて頼めないお店を頼むために住所を偽装するやり方もまかり通ってしまうので全てキャンセル処理が望ましいと思います。
小ネタ
現在のUber EATSは依頼を受ける時点でお届け先が見えるようになりました。お届け先が見えなかったときにピンずれに当たったときのやるせなさはどこ吹く風です。
せっかくお届け先が見えるので小ネタを。
現在の仕様ではダブル(2件同時配達)の依頼は市区町村までしか表示されませんが、シングルの依頼なら番地や号まで表示されるようになっています。これを逆手に取ると、シングルの依頼で市区町村までしか見えない、あるいは区役所や市役所の名前が出てきたらおそらくピンずれだということになります。
私は市区町村だけしか見えないシングルの依頼ならおおむね受けています。そこまでずれている心配はないです。ただし、区役所や市役所が指定されている場合かなりずれていると考えて断っています。
ご参考になれば幸いです。
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