
今回は過去にお料理を崩した経験からお料理を崩さないために工夫したことを書いてまいります。
隙間を埋める
お料理をこぼして学んだことは「崩さないためには隙間を埋めて平行にする」ことでした。
お料理を地面と平行に固定するのが一番崩れないからです。
みなさんもすでにサバイバルシートや保冷バッグ、タオルやスポンジで隙間を埋めていることと思います。私ははじめからついている中板をマジックテープで固定してお料理が動かないようにしています。「隙間を埋める」のはほとんどの人がすでにできていると思います。
しかし、もうひとつの「平行にする」方法は意識している人が絶望的に少ないと配達していて思うので次の節でお話してまいります。
Sponsored Link
地面と平行にする
まず下の画像をご覧ください。

BRTHDAY CAKE QUALITYと書いてありますがバースデーケーキをこの背負い方で運ぶとまず崩れます。ケーキでなくともカレー、寿司、コーヒーすべてこぼれる背負い方です。
(広告としてはかっこいいのかもしれませんが現場を知らないで広告を作ると陥る典型的なパターンだと思います)
「地面と平行にする」とは配達バッグを地面と平行にしましょうということです。
私は牛丼チェーンのカレーを配達していたとき、中板で固定していたもののバッグを傾けていたためにフタの隙間からカレールーがとめどなくあふれ出てきてしまったことがあります。
ほかにも回転寿司チェーンでサーモンまぐろセット2人前を配達していたとき、やはりバッグが傾いておりサーモンとマグロが仲良く容器の片側で愛を語らっていたこともあります。
どちらもお料理は固定できていて運転も慎重でしたので残るはバッグの傾き具合だと考えて自転車にまたがってバッグを背負っている姿を街中のカラスで見てみました。そこにはBIRTHDAY CAKE QUALITYがありました。
この経験からバッグを地面と平行にするように気を付けたことで結果として100回以上配達をしていまだにBad評価はついていません。
2021年2月2日追記:この記事を書いてから1,000回ほど配達件数が増えましたがお客さんとレストランからのBad評価は1つもつきませんでした。街中を走っているとよくロードバイクにの乗った人がバッグを傾けて背負っているのを目撃します。レースや書類がメインのメッセンジャー業務ならわかりますがフードデリバリーではバッグを傾けるとこぼれます。速さやカッコよさよりもクオリティを求めたほうが長く続くと思います。
バッグを地面と平行にするには鏡を見ながら肩紐を調整するだけです。街中でオフィスビルなど探してガラスを鏡がわりに肩紐を調整してみてください。まずこぼれなくなります。
バッグを地面と平行にするメリットはこぼれなくなるだけでなく、平行にしてもこぼれるお料理は梱包がまずいと気付けるようになることです。特に個人店のコーヒーは紙コップにフタをかぶせただけの梱包がよくありますので、そういうお店は請け負わないようにリストアップしてアカウントを守ることができます。
フードデリバリーはボランティアではありません。配達員とレストランは取引先の関係です。梱包がまずい取引先の仕事を請け負わないのは立派なリスク管理だと思います。
まとめ
私は2回の失敗から「隙間を埋めてバッグを地面と平行にする」ことがお料理を崩さないコツだと学びました。しかし、みなさんが手痛い経験をする必要はありません。
私の失敗から得た教訓をうまく配達に応用してもらえれば快適な配達ライフを送れることでしょう。
回転寿司や牛丼屋の豚汁、そばやうどんのつけつゆや麻辣湯etc.と危険なお料理の例を挙げればきりがありません。しかしこれまで避けていたこうしたお料理も配達できるとなると収入アップが見込めるようになりますのでぜひとも私の失敗を参考にしていただければ幸いです。
Sponsored Link