
エレキギターはまだ持っていますか。
軽音部ではじめたり、独学で練習したり、人によってはアマチュアでライブハウスを経験したこともあると思います。
いまではパソコン一台あれば名曲の楽譜をすぐ手に入れて練習できますから、ずいぶんとハードルが下がったのではないでしょうか。
例えば、上にあるヤマハの「ぷりんと楽譜」ではBUMP OF CHICKENと調べるとギターの楽譜だけで200件あります。
どれも400円以内で買えるのでお財布にやさしく、ヤマハが運営しているので安心のクオリティです。
これまで耳コピの楽譜を専門店で買わないといけなかったのが、インターネットのおかげでほしい楽譜をすぐにダウンロードできるようになりました。
このおかげで弾ける曲が増え、ギターの楽しみ方が何倍にもなったことでしょう。
そして、こんなに手軽にギターを始められる時代だからこそ出会えた曲がありましたね。
それがカノンロックです。
2006年に台湾のギタリストJerryCがパッヘルベルのカノンをギターアレンジしてYoutubeに公開しました。
瞬く間に広がり、多くの演奏動画が生まれました。
楽譜もネット上にあったので初心者でも練習することができました。
何よりも練習して弾けるようになりたいと思わせるだけのアレンジだったことがいまでも愛される理由なのでしょう。
そんなカノンロックですが、人気ゆえに演奏動画があふれており、「一体どれがおすすめなの?」と思っていませんか。
そこで、JerryCの頃から聴き続けてきた私がおすすめのカノンロック6選を厳選しましたのでご紹介します。
聴いてみて手が動いたらまたギターを始めてみては。
また弾いてみたくなるカノンロック6選
以下にまた弾いてみたくなるカノンロックを6選をご紹介します。
まずは本家本元のJerryCからです。
JerryC
2006年3月にアップロードされたこの動画からカノンロックは始まりました。
弾いているJerryCは台湾出身のギタリストです。
荒削りでどこかカリスマのある演奏で日に日に再生数が伸びていきました。
あれから14年経った2020年6月現在では2,300万回再生されています。
驚異的ですね。
次々と出てきたギターアレンジにいまではキーボード、ドラム、ベース、バイオリン、電卓、定規まで広がっています。
JerryCはパッヘルベルのカノンをアレンジしているのでカノンロックは本来アレンジ曲です。
そんな個人のアレンジ曲が14年で2,300万回再生され、なおかつJerryCに影響された無数のアレンジャーがいまなおアップロードし続けています。
つまり、アレンジ曲が事実上オリジナルとなってさらにアレンジを呼んでいるという状況なのです。
これもまた驚異的です。
そして、これだけ聴いていて楽しい曲はなかなかないです。
高校時代に練習しましたが最後まで完全には弾けず、それでもいつかまた弾きたくなる曲です。
Funtwo
JerryCに続いて2006年4月に投稿されたのがFuntwoによるカバーアレンジです。
当時は金色(に見える)ピックガードもさることながら非常に正確な演奏が衝撃的でした。
Youtubeはいまでこそプロも参入していますが、2006年はまだアマチュアが手探りで演奏動画をアップロードしていました。
そこに現れたのがFuntwo。
JerryCは荒削りでどこかカリスマのある演奏でしたが、Funtwoは教則本のお手本のような演奏でした。
帽子を深くかぶって顔が見えなかったこともあり謎めいたギタリストでもありました。
現在も公式動画がアップロードされています。
顔が見えるようになりましたね。
安定した演奏はいまも健在のようです。
MattRach
JerryCとFuntwoによって活気づいたカノンロックはさらに期待の新人を呼び込みます。
みなさんご存じMattくんです。
1991年生まれのMattくんですが、2006年にこの動画をアップロードしています。
なので、当時弱冠15歳。
15歳がSteve Vaiのシグネチャーモデルを持っていることもびっくりしましたが、強烈なアレンジ(と独特のカクカクした動き)にも圧倒されました。
Ibanezの公式サイトを確認したところ現在500,600円(税込)です。
当時は別モデルだったと思うのでもう少しリーズナブルだった記憶がありますが、それでも200,000円は超えていました。
このときはすでにJerryCのカノンロックがオリジナル曲となっていていかにJerryCをアレンジするかが見せ所でした。
そこに現れたのがMattくん。
聴いてMattくんとわかる強烈なアレンジ(と独特の動き)はやみつきになると思います。
現在はリマスター版をダウンロード販売しているので、オフラインでも聞きたい中毒者はぜひ。
Gustavo Guerra
次のアレンジャーはGustavo Guerra。
この演奏もまた強烈ですね。
音作りからまず違うことと、速弾きなのにメロディアス。
そして何よりもこの楽しそうな顔。
一番初めにアップロードされた日は不明ですが2007年にはすでに発表されていました。
超絶技巧とメロディアスは両立しないと思っていましたが見事にくつがえされた作品です。
現在も以下の公式サイトで活躍されています。
https://www.gustavoguerra.com.br/
うp主
2006年にカノンロックが生まれてから演奏動画も少しずつ増えてきました。
ここまで紹介した強烈なアレンジャーもいましたが、多くは曲に忠実かコスプレをしながら演奏する動画で少し物足りない状況でした。
そんななか2008年4月に投稿されたのがうp主さんの動画です。
当時の風潮もあって若干のコスプレをしていますが、演奏を聴くと止まらなくなります。
これもまた強烈なアレンジ。
本人の表現を借りると「ギッタギタ」に「粉砕」されたカノンロックです。
サビをタッピングで華麗に切り抜けるさまはギター初心者の頃だれもが一度は憧れると思います。
2020年のいま聴き直しても非常に強烈なアレンジです。
takuchoco
6人目は最後の文化祭で演奏した高校生の動画です。
2016年なので比較的最近ですね。
JerryCが2006年にはじめてアップロードしてから10年が経ってもなおカノンロックの人気は衰えていません。
やっぱりギターを弾く人にとって楽しい曲なのだと思います。
特に、こうして文化祭でソロが弾けたら。
そんな憧れは私だけではないはず。
無意識に手が動きませんでしたか。
またやりたいんですよ、きっと。
まとめ

おすすめのカノンロック6選はいかがでしたでしょうか。
実質的な作曲者といえるJerryCをはじめ個性派ぞろいの紹介でした。
人生のどこかでギターにふれたら、一度は憧れるカノンロック。
ギターを手放してしまっていても、いまの時代いろんなギターを月額レンタルできるサービスもあります。
いい時代ですね。
ギターレンタルだとスターペグ・ミュージックがおすすめです。
ストラトキャスターならIbanezやFender Japan、レスポールならEpiphoneを取り揃えています。
普通に買ったら20,000~100,000円はするギターも月額レンタルすれば月1,800~10,000円で試せるんですね。
楽器屋で試奏するのはハードルが高いと感じる人だって、月額レンタルなら思う存分家で弾けますよ。
一か月に1本借りて半年で6本借りればあなたに合ったギターは必ず見つかります。
昔の人が必死で働いて買ったギターを我々は一か月だけ借りて試すことができるんです。
本当にいい時代だと思います。
また、JerryC、Funtwo、MattrachのカノンロックはAmazon Music Unlimitedで何度でも再生できます。
プライム会員なら月額780円、プライム会員以外でも月額980円、Echo端末だけで聴くなら月額380円です。

プライム会員でもJerryCとFuntwoは聞けますがひときわ個性の強いMattrach版カノンロックはAmazon Music Unlimitedに登録しないと聴けません。
何といっても会員になるとオフラインで再生できるので、電車や車で聴いたり、外で流したりしながら練習できるんですね。
カノンロックといわずSteve vaiもYngwie MalmsteenもVan HalenもJoe Satrianiもギターで有名なアーティストはほとんど収録されていて「CDって何だったんだろう」と感じます。
すきま時間が毎日楽しみです。
働き方改革で使える時間がだんだんと増えていくこの機会に、もう一度カノンロックを練習して青春時代の憧れを叶えてみませんか。
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