ふたりのランナーが走っている画像。

「よく会う友人の年収を平均したらそれがあなたの収入だ」と聞いてビクッとしたことはないだろうか。

何年も使っていなかったスマートフォンの電卓を開いて「あいつは400万」「あのコは250万」とぱちぱち叩いていったら悔しいけど今の年収とほぼ同じ。

ほんとうはもっとできるはず。

だけどついつい誘われたら飲みに行く。

上司はわかってくれないし、あいつはお金を使ってばかりと愚痴をこぼす。

そんな、変わりたいけど変われない気持ち。

しかし、この記事を読んでいるのは「いまはまだ変われてないけどなんとかして変わりたい」からだろう。

なにからやればいいかわからない。

だから、やった人がどう動いたのか知りたい。

そんな気持ちにこたえてくれる本を今回は紹介する。

山本亮氏の『まずは、つき合う人を変えなさい』という本だ。


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大学受験に挫折した19歳は小銭入れに50円しかなかった

お財布の中身が空の写真。

この本は山本亮氏が高校を出て派遣やご用聞きをしながら300人以上の経営者に話を聞いて起業した経験を伝える本だ。

関東の高校を卒業して大学を目指すも挫折し一年遅れて19歳で就職。

大阪のビジネス街にある会社に就職するも一週間で山奥の会社に派遣されて初めて就職先が派遣会社だと知る。

収入は安定せず月収数千円から多くても十数万円。

小銭入れをあけたら50円しかなかった。

このままではいけないと思い就職活動をしても雇ってくれる会社はなく、半ニートとしてなんとか暮らしていた。

ここまで聞くとすさまじい経歴だ。

父上はばりばりの企業戦士で年収1,000万プレイヤーなのにご自身は財布をあけたら50円しかない。

稼いでも明け方まで飲み歩きハイボールの泡のように消えてしまう。

この頃は次のように考えていたという。

自分の力を発揮できる場所があれば、活躍できるはずなのに。もっといい仕事を与えてほしい。

山本亮『まずは、つき合う人を変えなさい』株式会社すばる舎、2010年、No.153/1886 Kindle版

活躍できないのはいい仕事を与えられないから、と環境を嘆いていつもの仲間となぐさめ合うために飲み歩いていた。

ここで終わればなんのことはない、ちょっと遅めの時間に飲みに行くとわりとどこにでもいる人だっただろう。

しかし、そこで終わらないのがおもしろい。

半ニート状態になりながらも世の成功者とされる経営者に300人以上会いにいったのだ。

なぜ、変わりたいのに変われなかったのか

ひとりがもうひとりの手を引っ張って丘に登らせている写真。

なぜ、変わりたいのになかなか変われなかったのか。

それはずばり「ホメオスタシス」が原因だったという。

良くも悪くも、私たちは仲間内の「常識」に染まります。その「常識」から外れた考え方、行動をとってしまうと、すかさずいろいろな補正が入ります。

同書No.263/1886

ホメオスタシスはからだが寒いところや暑いところで体温を自動で調節するように、そとからの刺激を受けても現状を維持しようとする機能だ。

変わりたいのについつい飲みに行く。

いつものように上司の愚痴やパートナーへの不満をぶちまけて「お互い大変だがやっていこう」となぐさめ合う。

翌朝なにごともなかったかのように「おはよう」とニコニコし会社ではペコペコする。

身に覚えはないだろうか。

「うまくいくホメオスタシス」をつくる

「からだが現状維持をのぞむなら変わろうとしても変われないじゃないか」という声が聞こえてきそうだ。

しかし、山本氏はホメオスタシスを利用した。

「うまくいかないホメオスタシス」にハマっているなら、「うまくいくホメオスタシス」にハマればいい。

安アパートに住んでいるなら、タワーマンションや豪邸に住んでいる人とつき合えばいい。

稼げないなら、稼いでいる人とつき合えばいい。

理想の生活をしている人とたくさんつき合えばその生活が当たり前になる。

当たり前になるとホメオスタシスがはたらいて勝手に維持される。

「うまくいくホメオスタシス」をつくった結果

経営者に300人以上会いそのなかから15人をメンターにした結果、24歳でネット通販の会社を興した。

メンターは破天荒なひとばかり。

電話がかかってきたと思ったらその日の最終便に乗って翌日福岡まできてね!と呼ばれたり、この商品いまから駅前で全部売ってきてと課題を出されたり、うまくいくサイクルに乗っかっていった。

ネット通販では、仕入れたのにまったく売れないこともあって壁にぶつかった。

しかし、メンターや周りの仲間が「お前ならやれる」「じゃあ先にいっちゃうよ」「仕事の原点を思い出せ」とうまくいくサイクルに戻してくれた。

結果として、仕入れた商品がテレビで紹介されて3秒に1個売れることもあった。

このように、ホメオスタシスはうまく使える。

学校に行って勉強すれば、より一層学生らしくなるように、成功者と一緒にいることで、稼ぐ方法を学ぶことが当たり前になり、言動も経営者らしくなっていきました。

同書No.553-559/1886

そして、この本ではうまく使って成功していく山本氏を追体験できるのだ。


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出会いをモノにする方法

バーカウンターの写真。

成功者に出会いたくても一体どこで出会えるのか。

そんな疑問にもこの本はこたえてくれる。

成功者と出会う方法

山本氏は仕事で関わる取引先の経営者のなかで、この人はおもしろそうだと思うとご飯に誘った。

友人や知人には「おもしろそうな人がいたら紹介してほしい」と普段からよくいっていた。

お酒の席で話が弾んだら同じホテルに泊まって朝食までご一緒したり、セミナーに参加したら最前列で聴き終わったら講師に話しかけに行ったりもした。

目当ての人が通っている行きつけの店を調べていったこともあるそうだ。

成功者と縁をつくる方法

お会いした後にお礼状を書く。

お会いしたきっかけとぜひ直接お話を伺いたいと伝える。

そうすると、何人かからは返信をいただく。

運よくメンターになってくれる人が現れたら、必ず報告・連絡・相談をする。

そのとき、「〇〇さんのおかげでオンラインストアからの売上が上がりました」のようにきちんとメンターを立てる。

また、成功者は経験が豊富で興味関心も多岐にわたる。

普段からよく本を読み、先方がハマっている分野をよく知ることも欠かせない。

ただし、実績がないうちは背伸びをしてもすぐ見抜かれる。

なので、普段から困っていること、疑問に思っていることをまとめて経営者に相談すれば話のネタになる。

たいした経験も実績もない私が、ムリに背伸びをしても始まらないということ。

そこで私は思い切って、自分が「困っていること」「疑問に思っていること」を探して、それらを解決する方法やヒントを尋ねるようにしました。

同書No.715/1886

話のネタに困っている人はその「困っている」を武器に話しかけてみるのがいい。

まとめ

女性がジャンプしている写真。

この本は変わりたいのになかなか変われない人にぜひ読んでほしい。

大学受験に挫折し非正規で半ニート状態だった山本氏が、300人以上の経営者にお会いしてネット通販を起業するストーリーに勇気をもらえるからだ。

背中を押してもらえるだけでなく、具体的に成功者とどこで出会えばいいのか、出会ってからもどうやってお付き合いを続けるのかもよりリアルに描かれている。

変わりたいのに変われないなら、まずこの本を読むことから変わってみよう。


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